・恋文の技術/森見登美彦著

ここからは、平成以降の作品を挙げましょうかね。
主人公は、京都の大学から七尾(能登半島の入口)に飛ばされた男子学生。
多分、イケメンではないけど、そこで嫌がらないで(笑)
ひたすら、主人公が自分の友人や妹など、あちこちに書きまくった手紙だけで話が進行していくのだけれど、それがまた面白いんだな。
それだけ手紙を書きまくっても、好きな人への恋文だけは書けないという、ラブコメ要素もあるけれど、恋愛はメインではなく、コメディ要素が強め。
今どき、手紙ぃ?と思うあなたこそ、読んだら手紙が書きたくなるかも!?


・かもめ食堂/群ようこ著

映画のほうが有名かもしれませんね。
基本的に、イメージは映画と殆ど同じだけれど、映画では詳細をカットされていて謎の部分が多いので、小説を読むことで、なるほど…!と思える。
ハッキリ言って、ロマンスは皆無です。
メインキャラは全員、中年女性ばかりですし。
恋愛小説が苦手な人にオススメ。
そして、北欧が好きとか、食べることが好きな人にはたまらんでしょう。