彼がこっちを見て、少し笑って、軽く触れるだけの口づけをした。 「…っ!」 口がパクパク動いて、言葉がでてこない。 「ごめん…いい年した大人なんだけど。 好きな子にそんな可愛いこと言われたら無理」 階段を抱きかかえられたまま降りる男女。 お互い顔真っ赤。 誰にも見られたくない。 でも、抱きかかえられてることも、キスされたことも…嫌じゃない。 それだけ館山さんのこと好きなんだよね、きっと。 好きが大きくなって加速している。 私の中にこんな感情あったんだ。