「…はい。飲める?」 「…ありがとうございます…」 近くに車があると言われて、車内で飲み物をもらった。 正直、外で泣いて抱きつき返して恥ずかしい限りです。はい。 「あのさ、手首だいぶいいんだ。ありがとう」 そういって館山さんが手首を動かす。 ほんとに良くなっているようだ。 「良かったです」 私が笑うと、彼もはにかむ。 「土曜の仕事終わり会えない?」 「わかりました」 お互い、なにも言わずに別れた。