「…ありがとうございます。そういってもらえることがありがたいです。
それにおじさんじゃないですよ、まだお若いですよ」
こっちも照れ笑いで返す。
ンンっと、向こうが軽く咳払いをした。
「…10個くらい下なのかと思ってましたが。女性に年を聞いたらまずいとはもちろん悪いのはわかってるんですが…」
気まずそうにゴニョゴニョ話している。
「今年29になります。いまのところで6年…今年で7年目か。なのでそんなに離れてないですよ」
「6個下でも輝いてますわ。20代若く感じる
…」
「まぁ、成人したてが若く感じるのと一緒ですよね」
いやいや、とお互い譲り合い状態。
「またリハビリお待ちしてますね」
お互いペコリと頭を下げて、その場を離れた。


