きっと、君に怒られるだろうけれど


それでもこれから少しずつお前のことを知っていけたらいいなって、友達になれたらいいなってそう思っているんだ。
美桜のことは抜きにして、単純にお前と仲良くなりたいから。


映画を観終わった後にゲームセンターなどで遊んでいたらショッピングモールを出る頃にはすっかり日が暮れていた。
最初は謎なメンバーでぎこちなかった俺たち4人の空気は半日一緒に過ごしたからなのか今ではそれなりにそれぞれ仲良くなっていた。


「そろそろお開きにしますか」


俺の言葉に他の三人が静かに頷いた。
今日は美桜とあんまり話せなかったから送るのを口実に二人きりになれないかな。

なんて思っていると、


「ねえ、櫂。わたし今日はお姉ちゃんのところに泊まるから一人で帰れる?」


佑香がスマホを操作しながら言った。
きっと、お姉ちゃんに連絡しているんだろう。


「俺を何歳だと思ってんの?普通に帰れるわ。ていうか、佑香こそちゃんと辿り着けんの?」