きっと、君に怒られるだろうけれど



午後14時半過ぎ。

約束の時間より少し早く展示会場の多目的室に着いた。

入口には“写真部 展示会へようこそ”と書かれた手作りの看板が置かれていてワクワクと妙な緊張が入り混じった気持ちを抱えながら部屋へと足を踏み入れた。


部屋の中はいつもは何もないただの教室なのに今日は等間隔でパーテンションがいくつも立てられており、そこに額縁に入った作品たちがタイトルと一緒に飾られていた。


時間が中途半端な時間だからなのかわたし以外の人はいない。


せっかくだからみんなの写真も見て回ろうかな。
そう思い、わたしはゆっくりと室内を歩き出した。


道端で休憩している猫、

友達と笑い合っている人、

黄昏時の空、

夜空を飾る色とりどりの花火、

真っ直ぐに凛と咲く向日葵。


その人が切り取ったその人だけの世界をじっくりと見て回る。