きっと、君に怒られるだろうけれど



美桜、君はずっと俺のことを想ってくれていたんだな。

何も知らなくてごめん。

きっとたくさん泣いてたくさん傷つけただろう。

昔の写真を見返した時に黒い靄になっていたのはたぶん美桜だったんだろう。

俺たちは数えきれない思い出を作って、大切な日々を過ごしていたんだな。

そんなかけがえのない時間を俺も心のどこかで覚えていたんだろうか。


美桜、好きだ。大好きだ。

ほら、君を想うとこんなにも心が温かくなる。

俺はまた、君に恋をして、君を好きになれてよかった。


―――たとえ、君との出会いが運命じゃないとしても俺は最後まで君を想い続ける。