きっと、君に怒られるだろうけれど



そういえば、最近進路について悩んでいるような感じだったな。

もしかしたら写真を撮ることから距離を置いてるのかもしれない。

カメラは肌身離さず持っているからカメラが嫌いになったとかではないんだろう。


わたしは彼には夢を叶えてほしいとは思っているけれど、それを彼に押し付けるのは違う。
見守って時に背中を押してあげることしかできない。


「そーそー。だからここで勉強しようかなって」

「じゃあ、早く自分の席に座って勉強したら?」

「美桜と一緒に勉強しよっと」


そう言いながら椅子から立ち上がって西神の机を動かしてわたしの机にピタリと向かい合わせになるようにくっつけた。

そしてスクールバッグから必要なテキストやペンケースを取り出し、バッグを自分の机の上にポンッと置くと何食わぬ顔でまたわたしの前に座った。


「なんでくっつける必要があるの」

「この方が青春って感じがしない?」

「なにそれ」

「教室に居残りっていうのも俺的には青春だけど」