「ふっ、元気な挨拶。かわいー、かも」
そう言って、
ニコッと笑ったのは、男の方の篠倉先輩。
私が普段からよくやりがちな、
あと先考えないような、行動なのに......っ。
それをバカにもせず笑ってくれた先輩。
なんだか凄く......〝優しい先輩〟だと思った。
それと同時に、
──────ドクンと跳ねた胸の鼓動。
この胸の響きが、
〝何か?〟って言うのは分からなかったけど。
私的には、自己紹介も成功して、
これからの体育祭実行委員会の活動に。
凄く、すごーく、気分上々で。
〝体育祭実行委員会〟の、
──────初日は、幕を閉じた。