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「じゃあ、これから、
体育祭実行委員会を始めまーす!」
女の先輩のその声で、
視線が集まるのは視聴覚室の中央。
体育祭実行委員会のために、
全クラスの代表が集まった教室は視聴覚室で。
広さはそこそこと広くて、
1クラス2人ずつ、各学年10人。
全学年計30人が、
めちゃくちゃ余裕で入る広さ。
「たっ、高木くん、頑張ろうねっ?」
少し緊張しながら、隣に座る、
高木くんに、声をかけた。
高木くんとは、同じクラス。
なのに、あんまり話したことはなくて。
今回、体育祭実行委員会になって、
初めて話すキッカケが出来た男の子。
「っ、おう。宜しくな、高田」
初めて話したけど、
〝高田〟と〝高木〟で苗字もにてるから。
(高木くんとも仲良くやれそうっ‼︎)
そう、心の中で思ったところで...............



