そんな真由に..................



「ぅ、だとしても!!真由みたいに、
彼氏作る!〝優しい先輩〟見つけるの!」



〝優しい先輩〟を強調して言う私。



「.........はぁ、なんでそう頑なかなぁ、
私は心配してるのに.........っ!」



頭を抱えてる様子の真由。



「っ、もう!真由ってば!!
そんなに頭抱えられても私はやるから!」



--------------ドン!



そう思いっきり、机を叩いて立ち上がると。



私はそのまま、
──────教室を思いっきり飛び出した。



まさかこの後、
本当に〝優しい先輩〟に出会うとは知らずに。