「そっか。責任重大だね」

「慎也だから頼むんだよ。信頼してるから」

「わかった」

「ありがとう」

俺は引き受けた。

さっきの晴葵の話、信じると言ったものの、現実感がない。

晴葵が一か月後に消えるなんてとても思えなかった。

教室の喧噪が遠く感じた。



終業式が終わって私は晴葵と連れ添って帰った。

今日は駅前のファストフード店。

明日はゲームセンターと映画。

明後日は新しくできたカフェ。