高1の秋、俺はそこそこに楽しんで高校生活を送っていた。

隣のクラスに今日から教育実習の先生が来るという噂が流れた。

その噂は本当で、隣の教室は朝から沸き立っていた。

「晴葵、見にいこーぜ」

友達の翔に連れられて隣を覗きに行った。

俺は目を奪われた。

とてもきれいな彼女に。

「結構かわいいじゃん」

翔が横で話しかけてくる言葉が耳に入らないくらい。