五年の想いを抱えて

先生の言葉に従って開いたドアにみんなが注目する。

「ねえ、めっちゃイケメンなんだけどっ!」

隣の席の美波が小声で私に言ってくる。

イケメン好きの美波もそうだが他の人も釘付けになっている。

男子の慎也でさえも。

それだけ彼はかっこよかった。

身長が高くてすらっとしているのに、筋肉がついていることがわかる。

センターパートの髪の間から切れ長な目が覗いていた。

一瞬目があったような気がしたのは気のせいだっただろうか。