五年の想いを抱えて

晴葵が指さした先には近所の神社でやるお祭りのポスターが貼ってあった。

「あ、忙しかったら全然いいんだけど…」

「ううんっ行く!」

「よかった。じゃあ、また近づいたら連絡するわ」

近所でやってるお祭りだから、小さいころから何回か行ったことがある。

去年も、美波と慎也と、去年同じクラスだった男子もう一人と一緒に行った。

だけど、男の子と二人で行ったことはない。

先に教室に歩き出した晴葵の背中を眺めると、心が躍る。