五年の想いを抱えて

だんだん威圧的になっていく先輩に徐々に恐怖を感じ始める。

「すみません」

「なんでわかってくれないの」

「ごめんなさい…」

「は?」

「ごめんなさい」

「お前、断んのか」

先輩に肩をつかまれた。

手足が震える。

「おい」

急にお腹に回った腕にひかれて後ろに下がる。

そのままもたれた先は晴葵だった。

晴葵はそのまま私を守るように抱えながら先輩を見据える。