五年の想いを抱えて

「ありがとう。三浦さんも、広岡さんも、江藤くんも」

「え、もううちらの名前覚えてんの?」

「あ、まあ」

「てか、名前でいいよ、苗字にくん付けとか慣れてないし、な?」

私たちも、久しぶりの苗字さん付けはこそばゆい。

「じゃあ、えーっと、玲…ちゃん、と美波ちゃん、と慎也」

謎に慎也だけが呼び捨てになった。

「逆に恥ずかしいよ、普通に美波でいいよ」

「私も玲でいい」