五年の想いを抱えて

「ね、あと一人どうする?」

ふと教室を見回すと、北見くんが一人で困っていた。

正確に言えば、みんな誘いたいと思っているけど様子を伺ってる感じだ。

「なー北見ー俺らと一緒に組まね?」

慎也が声をかけると、周りが少しざわついた。

でも、誘ったもん勝ちだった。

北見くんが私たちのほうに寄ってくる。

「いいの?」

「全然いいよ、美波もいいよね」

「もちろん、大歓迎」