見ると、浴衣を着た高橋さんが立っていた。
高橋さんの浴衣姿、初めて見た。
素敵だな。
やっぱり、そこは格好いい人は何を着ても似合うし、何でも着こなせちゃうんだな。
そんな高橋さんを目で追いながら、粋な着方で窓から景色を見ている大きな背中に、しがみつきたい衝動に駆られる思いを必死に堪えた。
「入らないの?」
ハッ!
「えっ? は、入りたいですけど、その……」
高橋さんが、いきなりこちらを振り向いたので見透かされそうで慌ててしまった。
でもなぁ……まだ明るいし、いくら高橋さんが見てないとはいえ、やっぱり恥ずかしいし、落ち着かない感じがする。
「暗くなると、大浴場でも恐いぜ?」
うっ。
「は、入ります。 今、入って来ますから、高橋さん見ないで下さいよ」
一応、何度も念を押した。
「フッ……見ねーよ。 後で、幾らでも見れるだろ?」
思わず、お風呂セットの用意をしていた手が止まってしまった。
な、何を言っているんだか。
振り向くのも恥ずかしかったのでそのまま露天風呂に直行したが。ドアを閉める直前、高橋さんに背中を向けたまま叫んだ。
「絶対、見たら駄目ですからね」
「ハン! 鶴の恩返しじゃあるまいし」
鶴って……。
後ろから辛辣なお言葉を浴びせられながら急いで露天風呂に入ると、高橋さんの言ってたとおり、掛け流しの湯は本当にお肌もスベスベになって体の芯から温まる感じがして、とても気持ち良かった。
そう言えば、さっき電話が鳴っていたこと伝えるのを忘れちゃった。
後で、忘れずに言わなくちゃ。
そんなことを考えながら、ゆっくり露天風呂に入って疲れを癒した。
湯船からあがって用意されていた浴衣に着替えて部屋に戻ると、もうテーブルに晩ご飯のセッティングを仲居さんが始めていた。
お風呂セットをバッグにしまいながら、チラッとテーブルの上を見た。
「うわぁ。 美味しそう」
思わず、テーブルの上に並べられたご馳走を見て、感嘆の声をあげてしまった。
「お食事が終わられましたら、お声を掛けて下さい」
「はい」
それだけ言うと、また仲居さんは出て行った。
高橋さんの浴衣姿、初めて見た。
素敵だな。
やっぱり、そこは格好いい人は何を着ても似合うし、何でも着こなせちゃうんだな。
そんな高橋さんを目で追いながら、粋な着方で窓から景色を見ている大きな背中に、しがみつきたい衝動に駆られる思いを必死に堪えた。
「入らないの?」
ハッ!
「えっ? は、入りたいですけど、その……」
高橋さんが、いきなりこちらを振り向いたので見透かされそうで慌ててしまった。
でもなぁ……まだ明るいし、いくら高橋さんが見てないとはいえ、やっぱり恥ずかしいし、落ち着かない感じがする。
「暗くなると、大浴場でも恐いぜ?」
うっ。
「は、入ります。 今、入って来ますから、高橋さん見ないで下さいよ」
一応、何度も念を押した。
「フッ……見ねーよ。 後で、幾らでも見れるだろ?」
思わず、お風呂セットの用意をしていた手が止まってしまった。
な、何を言っているんだか。
振り向くのも恥ずかしかったのでそのまま露天風呂に直行したが。ドアを閉める直前、高橋さんに背中を向けたまま叫んだ。
「絶対、見たら駄目ですからね」
「ハン! 鶴の恩返しじゃあるまいし」
鶴って……。
後ろから辛辣なお言葉を浴びせられながら急いで露天風呂に入ると、高橋さんの言ってたとおり、掛け流しの湯は本当にお肌もスベスベになって体の芯から温まる感じがして、とても気持ち良かった。
そう言えば、さっき電話が鳴っていたこと伝えるのを忘れちゃった。
後で、忘れずに言わなくちゃ。
そんなことを考えながら、ゆっくり露天風呂に入って疲れを癒した。
湯船からあがって用意されていた浴衣に着替えて部屋に戻ると、もうテーブルに晩ご飯のセッティングを仲居さんが始めていた。
お風呂セットをバッグにしまいながら、チラッとテーブルの上を見た。
「うわぁ。 美味しそう」
思わず、テーブルの上に並べられたご馳走を見て、感嘆の声をあげてしまった。
「お食事が終わられましたら、お声を掛けて下さい」
「はい」
それだけ言うと、また仲居さんは出て行った。


