あぁ……。
その声に、懐かしさと安堵する気持ちが込み上げてきて、抑えようがなかった。
もう、なりふり構わず高橋さんのベッドの脇に駆け寄った。
「悪かったな。 黙ってて」
思いっきり首を横に振った。
昨日、高橋さんのマンションに行っても留守だったこと。
電話もメールも、通じなかったこと。
全てが合致して、涙が出てきた
「また、泣いて……」
ベッドの上に座っていた高橋さんが、私の脇の下に手を入れベッドに座らせてくれたので、そのまま横にいる高橋さんに思いっきり抱きついた。
「きっと、お前のことだから心配したんだろ?」
「だって……だって、何も言ってくれないから……ヒクッ……連絡も取れなくて、私……」
高橋さんが、髪を優しく撫でてくれる。
ハッ!
でも、もしかして高橋さんは具合が悪いんじゃ……
いきなり抱きついたりしたら、いけなかったのかもしれない。
慌てて思いっきり高橋さんを両手で押して、体を離した。
「ごめんなさい。 いきなり抱きついたりして、すみません。 大丈夫ですか?」
すると、高橋さんはキョトンとした顔をしてこちらを見た。
「俺、別に病気じゃないぞ」
「えっ?」
「勝手に、病人にす・る・なって。 ただの検査入院だから。 それに……」
高橋さんは、そこまで言いかけて優しく微笑み、小首を傾げながら私を見た。
な、何?
「此処は、お前の指定席だろ?」
「高橋さん……」
高橋さんは、自分の胸を左手の親指で指しながら私を強く抱きしめた。
お願い。
ほんの少しだけ、少しの間だけでいいから、このまま居させて欲しい。
高橋さん……。
その願いが通じたのか、高橋さんは黙ったまま抱きしめていてくれた。
だいぶ落ち着いて来て、やはり腑に落ちなくて疑問を投げ掛けた。
「高橋さん」
「ん?」
高橋さんの声が、耳に響く。
「本当に、病気じゃないんですか? お願いですから、隠さずに教えて下さい。 私、覚悟は出来ていますから」
本当は、そんな覚悟なんて出来てはいなかった。 だけど、そうでも言わないと高橋さんが本当のことを話してくれないような気がしたから。
すると、ゆっくりと高橋さんの体が離れ、両腕を持たれて向かい合う形になった。
「フッ……さっきも言っただろ? 俺を、病人扱いするなって」
そう言いながら、高橋さんが私の右頬を左手の人差し指で押した。
「だって……急に入院したりして、何かあったのかと思って……。 高橋さん。 病気じゃないんですね? 正直に、本当のことを話して下さいよ?」
言っていることと、心の中は正反対だった。
その声に、懐かしさと安堵する気持ちが込み上げてきて、抑えようがなかった。
もう、なりふり構わず高橋さんのベッドの脇に駆け寄った。
「悪かったな。 黙ってて」
思いっきり首を横に振った。
昨日、高橋さんのマンションに行っても留守だったこと。
電話もメールも、通じなかったこと。
全てが合致して、涙が出てきた
「また、泣いて……」
ベッドの上に座っていた高橋さんが、私の脇の下に手を入れベッドに座らせてくれたので、そのまま横にいる高橋さんに思いっきり抱きついた。
「きっと、お前のことだから心配したんだろ?」
「だって……だって、何も言ってくれないから……ヒクッ……連絡も取れなくて、私……」
高橋さんが、髪を優しく撫でてくれる。
ハッ!
でも、もしかして高橋さんは具合が悪いんじゃ……
いきなり抱きついたりしたら、いけなかったのかもしれない。
慌てて思いっきり高橋さんを両手で押して、体を離した。
「ごめんなさい。 いきなり抱きついたりして、すみません。 大丈夫ですか?」
すると、高橋さんはキョトンとした顔をしてこちらを見た。
「俺、別に病気じゃないぞ」
「えっ?」
「勝手に、病人にす・る・なって。 ただの検査入院だから。 それに……」
高橋さんは、そこまで言いかけて優しく微笑み、小首を傾げながら私を見た。
な、何?
「此処は、お前の指定席だろ?」
「高橋さん……」
高橋さんは、自分の胸を左手の親指で指しながら私を強く抱きしめた。
お願い。
ほんの少しだけ、少しの間だけでいいから、このまま居させて欲しい。
高橋さん……。
その願いが通じたのか、高橋さんは黙ったまま抱きしめていてくれた。
だいぶ落ち着いて来て、やはり腑に落ちなくて疑問を投げ掛けた。
「高橋さん」
「ん?」
高橋さんの声が、耳に響く。
「本当に、病気じゃないんですか? お願いですから、隠さずに教えて下さい。 私、覚悟は出来ていますから」
本当は、そんな覚悟なんて出来てはいなかった。 だけど、そうでも言わないと高橋さんが本当のことを話してくれないような気がしたから。
すると、ゆっくりと高橋さんの体が離れ、両腕を持たれて向かい合う形になった。
「フッ……さっきも言っただろ? 俺を、病人扱いするなって」
そう言いながら、高橋さんが私の右頬を左手の人差し指で押した。
「だって……急に入院したりして、何かあったのかと思って……。 高橋さん。 病気じゃないんですね? 正直に、本当のことを話して下さいよ?」
言っていることと、心の中は正反対だった。


