それは、ないでしょう。
仁さんの提案で、明良さんのプレゼントが高橋さんに当たったのに……。
そう思いながら高橋さんの手元を見ると、せっかく明良さんが選んでくれたプレゼンだったけれど、いささか顔が引きつってしまった。
「何だよ、これって言われても、見ての通りよ。 3枚も入っちゃって、断然お得だと思わない?」
明良さんは、高橋さんからのプレゼントを開けるのを中断して、力説している。
「お得とか、それ以前の問題だろ。 これじゃ、また明良しか使えねぇジャン」
高橋さんが、不平不満を明良さんにぶちまけている。
明良さんとプレゼントを交換したことで、また揉める原因となってしまった。
「そうかねぇ? でも、俺が貰って1番嬉しいものを選んだんだから、いいじゃなぁい?」
「ちっとも、よくねぇよ」
明良さん曰く、プレゼントの中身はプラスチック製の食材を切ってのせたまま丸めてお鍋にも入れられるという優れもの。
まな板、大・中・小の3点セットだった。
「おお! おっしゃれ-。 流石、貴博だな。 殺風景な医局の机の上に、置こうっと」
明良さんが照明に翳して見ているのは、高橋さんからのプレゼントのペーパーウエイトで、透明の球型のガラスの中に、ブルーのイルカが泳いでいるように見えるものだった。
「凄く、綺麗ですねぇ」
明良さんは、にっこり笑って元気よく頷いた。
「おい! 明良。 やっぱり、交換するのはやめようぜ。 俺、自分のプレゼントの方がいいや」
高橋さんはそう言うと、明良さんのプレゼントを返そうとして差し出した。
「仁。 キャンセルなんて、もう駄目だよな?」
明良さんが仁さんに同意を求めたが、仁さんは当たった私のプレゼントのウォーターボールを必死にいろんな方向に傾けていた
「何、やってんだよ。 仁」
「あっ! 揺らすなよ。 あと1個で完成なんだから」
仁さんは、視線をウォーターボールに向けたまま応えた。
「どれ、どれ?」
仁さんの提案で、明良さんのプレゼントが高橋さんに当たったのに……。
そう思いながら高橋さんの手元を見ると、せっかく明良さんが選んでくれたプレゼンだったけれど、いささか顔が引きつってしまった。
「何だよ、これって言われても、見ての通りよ。 3枚も入っちゃって、断然お得だと思わない?」
明良さんは、高橋さんからのプレゼントを開けるのを中断して、力説している。
「お得とか、それ以前の問題だろ。 これじゃ、また明良しか使えねぇジャン」
高橋さんが、不平不満を明良さんにぶちまけている。
明良さんとプレゼントを交換したことで、また揉める原因となってしまった。
「そうかねぇ? でも、俺が貰って1番嬉しいものを選んだんだから、いいじゃなぁい?」
「ちっとも、よくねぇよ」
明良さん曰く、プレゼントの中身はプラスチック製の食材を切ってのせたまま丸めてお鍋にも入れられるという優れもの。
まな板、大・中・小の3点セットだった。
「おお! おっしゃれ-。 流石、貴博だな。 殺風景な医局の机の上に、置こうっと」
明良さんが照明に翳して見ているのは、高橋さんからのプレゼントのペーパーウエイトで、透明の球型のガラスの中に、ブルーのイルカが泳いでいるように見えるものだった。
「凄く、綺麗ですねぇ」
明良さんは、にっこり笑って元気よく頷いた。
「おい! 明良。 やっぱり、交換するのはやめようぜ。 俺、自分のプレゼントの方がいいや」
高橋さんはそう言うと、明良さんのプレゼントを返そうとして差し出した。
「仁。 キャンセルなんて、もう駄目だよな?」
明良さんが仁さんに同意を求めたが、仁さんは当たった私のプレゼントのウォーターボールを必死にいろんな方向に傾けていた
「何、やってんだよ。 仁」
「あっ! 揺らすなよ。 あと1個で完成なんだから」
仁さんは、視線をウォーターボールに向けたまま応えた。
「どれ、どれ?」


