また慰めようとして言ってくれているのではないかと、まゆみには申しわけないけれど半信半疑だったが、まゆみが真剣に物事を言う時はハイブリッジではなく決まって高橋さんと言う。
「最初、誰かと思ったのよ。 知らない携帯の番号だったし……。 でも遠藤の時に携帯の番号を教えていたことを思い出して、納得したわ。 やっぱり、出来る男は違うね。 私なんて、直ぐに番号削除しちゃうから覚えていないもん。 でもね、陽子。 人間って、1度好きになった人のことをそう簡単に断ち切ることなんて出来ないと思う。 高橋さんは、それが他の人よりも強いような気がする。 それでも、もし陽子が自分のことを諦めて別の恋を選んだとしても、それはそれで陽子が幸せなら素直に現実を受け入れるつもりなんだと思うよ」
そんなこと……私が別の恋を選ぶなんて、有り得ない。
「自分で行けばって言ってやったけど、用事があるとか何とか言って口実を作って誤魔化していた。 でも、私に言わせりゃ、案外ハイブリッジも嘘が下手な可愛い奴だわ。 じゃあね」
「あっ……ちょっと、まゆみ!」
言うだけ言って、まゆみは帰ってしまった。
高橋さんが、心配してくれた?
まゆみに、見に行って欲しいって……。
「キャーッ」
急に嬉しくなって、ベッドに今日は違う意味でダイブした。
いつもなら哀しくて辛くてダイブしていたのに、今日は嬉しさのあまり叫びながらのダイブだった。
本当に? 本当に高橋さんが、まゆみにそう言ってくれたの?
でも、本音は高橋さんに来て欲しかった。 そんな思いが、脳裏を掠めた。 でも、まゆみに申しわけなくてとてもじゃないけど言えない。
でも、それでも凄く嬉しい。
何だか動かずにはいられなくて、もう陽も傾いているというのに洗濯を始めてしまった。 そう……高橋さんのハンカチを洗うために。
そして、迎えた月曜日。
まゆみ曰く、橋渡しの置き土産であるハンカチを高橋さんに返すと、何事もなかったように 『 Thank you! 』 とだけ言って受け取ってくれた。
何だか、拍子抜けしてしまった。 せっかく気合いを入れて、アイロンも掛けたのに。
もっと何かあるかと思っていたので、期待をしていた分、落胆も激しかった。 でも、めげずに頑張ろうと時計をさすりながら心に誓った。
「最初、誰かと思ったのよ。 知らない携帯の番号だったし……。 でも遠藤の時に携帯の番号を教えていたことを思い出して、納得したわ。 やっぱり、出来る男は違うね。 私なんて、直ぐに番号削除しちゃうから覚えていないもん。 でもね、陽子。 人間って、1度好きになった人のことをそう簡単に断ち切ることなんて出来ないと思う。 高橋さんは、それが他の人よりも強いような気がする。 それでも、もし陽子が自分のことを諦めて別の恋を選んだとしても、それはそれで陽子が幸せなら素直に現実を受け入れるつもりなんだと思うよ」
そんなこと……私が別の恋を選ぶなんて、有り得ない。
「自分で行けばって言ってやったけど、用事があるとか何とか言って口実を作って誤魔化していた。 でも、私に言わせりゃ、案外ハイブリッジも嘘が下手な可愛い奴だわ。 じゃあね」
「あっ……ちょっと、まゆみ!」
言うだけ言って、まゆみは帰ってしまった。
高橋さんが、心配してくれた?
まゆみに、見に行って欲しいって……。
「キャーッ」
急に嬉しくなって、ベッドに今日は違う意味でダイブした。
いつもなら哀しくて辛くてダイブしていたのに、今日は嬉しさのあまり叫びながらのダイブだった。
本当に? 本当に高橋さんが、まゆみにそう言ってくれたの?
でも、本音は高橋さんに来て欲しかった。 そんな思いが、脳裏を掠めた。 でも、まゆみに申しわけなくてとてもじゃないけど言えない。
でも、それでも凄く嬉しい。
何だか動かずにはいられなくて、もう陽も傾いているというのに洗濯を始めてしまった。 そう……高橋さんのハンカチを洗うために。
そして、迎えた月曜日。
まゆみ曰く、橋渡しの置き土産であるハンカチを高橋さんに返すと、何事もなかったように 『 Thank you! 』 とだけ言って受け取ってくれた。
何だか、拍子抜けしてしまった。 せっかく気合いを入れて、アイロンも掛けたのに。
もっと何かあるかと思っていたので、期待をしていた分、落胆も激しかった。 でも、めげずに頑張ろうと時計をさすりながら心に誓った。


