お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する






保健室で一眠りした私は、あの後。

自分でも驚くくらい回復し、お母さんが迎えに来てくれる予定だったけど、早退することなく、元気で一日を過ごす事が出来た。

そして、放課後。

帰ろうとカバンにノートを入れていると、お母さんから電話が来る。


『体調はどう? 大丈夫?』

「大丈夫だよ。単なる寝不足だったみたい」

『そう。それなら良かったわ』


本当は「成希の事を考えて気持ちが悪くなった」んだけど……。

あの日以来、すっごく心配性になったお母さんに、本当のことは言えなかった。

これ以上、私の事で心配かけないようにしたい。お母さんには、夏海のお世話もあるし。