お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する




「いやだ……勇運くん!!」



私だって、勇運くんを守りたい――!!



すると、私を掴む守人さんが「よく見て!」と。

半ば私を引きずりながら、今はもう離れてしまった勇運くんを指さした。


どんな惨状が待っているのかと、不安に揺れる私の瞳。

だけど、写った景色は――



「大丈夫。今から勇運を助けるからね」

「あ……っ」



私が予想していた最悪な出来事はなく。

そこには――最高の出来事が待っていた。



警察と消防が協力をして、クレーンで看板を支えながら中にいる瓦礫を撤去していく。

そして勇運くんの足が自由になった瞬間に、救急隊員により勇運くんは助けられ、ストレッチャーで救急車に乗せられた。