すると、守人さんは本当に目を瞑ってしまった。
私はこぼれかけた涙を急いで拭いて、グイと。口角を、思い切り引っ張り上げる。
……うん、絶対に”ぶさいく”な気がする。
だけど、いつまでも守人さんに目を閉じてもらうわけにもいなくて。「守人さん」と、何度か名前を呼ぶ。
だけど……
「スー……」
「あれ、守人さん……?」
なんと、目を瞑った少し間で。守人さんは、眠ってしまったのだ。
「そっか、徹夜って言ってたもんね。眠くて、公園のベンチで寝ていたくらいだし……」
それなのに、私の気分転換をかねて、遊園地に連れてきてくれた。全力で、楽しませてくれた。
すっごく疲れてるだろうに、そんな素振りは微塵もみせないまま。



