「だけど冬音ちゃんがあまりにも楽しそうにしていたから、止めなかった。大丈夫だろうって思った、僕の誤算だ。怖い思いをさせて、本当にごめんね」
「いえ……私が、いけないんです。ちょっとでも、そういう可能性があるって、もっと慎重になるべきでした。私こそ、お見苦しい所を見せてしまって、すみません……っ」
守人さんは、こんなにも私の事を考えていてくれたのに。私は、守人さんの怖がる顔をみたいだなんて……最低なことを思っていた。
私、人として最悪だ……。
「本当に、ごめんなさい……」
落ち込む私。だけど、そんな私の肩に、守人さんがゆっくり手を添えた。
「冬音ちゃんは悪くないよ。だって、目の前のお化け屋敷のことしか考えられないくらい、遊園地を楽しんでくれてるってことでしょ? それは、僕にとって凄く嬉しいことだよ」
「守人さん……」



