お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する

また勇運くんはサラリと「好き」と言った。その涼しい顔で、ダメ―ジの大きい攻撃を何度くり出すんだろう。そして私は、いつになったら慣れるんだろう。


「……」


全く慣れる気がしない。



「勇運くん……、お、お手柔らかにお願いします……っ」



色々と――!


そんな思いが伝わったのか、勇運くんは「ニッ」と笑った。

そして、二人だけの勉強会がスタートしたのだ。



「よくある”一問正解するごとにご褒美”ってやつするか?」

「よ、よくあるの? もちろん、しないです……っ」

「ちぇ、つまんねー」



なんて言いながら、夏海がうたた寝している間にサクサク進める。

勇運くんの教え方が上手くて、すごい速度で理解が進む。勇運くん、学校の先生になればいいのに。