お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する

心配になって、二人の姿をチラリと覗き見る。

すると、



「おい、ここの泡が落ちてないぞ」

「にーちゃんだって、まだ泡ついてるぞ!」

「マジかよ」



ちはぐな背の男の子二人が、仲良く(?)手を洗っている。鏡に写った勇運くんの顔を見ても、青白くなってない。今のところは、大丈夫そうだった。



「良かった……勇運くん、ありがとう」



ほっと一息ついたのも、つかの間。

これから勇運くんが足を踏み入れるだろう領域の掃除を行うため、お菓子を準備した後、猛ダッシュで片付けへと移行する。



「わ! こんなもの見せられないし、きゃあ! 洗濯物も!」



出るわ出るわの、見せたくない物ばかり。

二人の声がだんだん近づいてきたのを察し、取り込んだ洗濯物をどこへ隠そうか迷った――その時だった。