お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する

「ゆ、勇運くん……?」

「……」



勇運くんは真顔だった。
真顔で、夏海を見ていた。

背の高い人が、いきなり自分と同じ大きさになった事に驚く夏海。そんな夏海を見て、勇運くんは――


ぽんっ



「お前のおかげで、ねーちゃんを助けることが出来た。教えてくれてありがとうな」

「え、う……うん!」



勇運くんは夏海の頭に手を置き、そして……ニッと笑ったのだ。