お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する



「な、夏海……っ!」

「!!!?」



もちろん、勇運くんは私からすぐ離れたし、私も再び布団を体にかけた。

すると幸いにも「二人の近すぎた距離」は夏海に見られてなかったようで、夏海は一目散に私の元へ走って来た。



「ねーちゃん、無事でよかったぁ~!」

「夏海……、心配かけてごめんね」

「ねーちゃん~!」



私は体を起こして、泣きじゃくる夏海の背中にポンと手をやる。

私が家にいないのは、きっと修学旅行以来だったから……昨日の夜。夏海、寂しかっただろうな。


……ん?

っていうか……。


夏海と勇運くんが、同じ部屋にいる?

それって、



とってもマズイんじゃ――!?