お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する

「もう大丈夫、ありがとう」

「……」

「勇運くん……?」



見ると、勇運くんは私を凝視していた。

じーっと、物珍しそうに。



……ん? 物珍しそうに?



彼の視線を辿ると、私の部屋着姿。

そうだ、ここは病院だった!



「ひゃあ!」



家にあった適当な部屋着を、お母さんに持ってきてもらって……今それを着ている事を忘れてた!

恥ずかしくなって、慌てて布団をかぶる。パジャマじゃないけど、部屋着も充分恥ずかしい……っ。



「み……見た、よね?」

「見た、けど別に裸を見たわけじゃないから安心し、」

「それでも、恥ずかしいよ……っ」



シーツを頭まで被る私に、勇運くんは「……なぁ」と、何かを聞きたい様子。

丸くなった私に、布団の上からソッと手を置いた。