お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する

「~っ、や……悪い。ちょっと近づいただけで、本当にするつもりは、」



片手で顔を覆い「あ~」なんて言う勇運くん。なんだか、ちょっと可愛く見えて来た。



「ごめん……嫌だったよな……。悪い、ごめん」

「……っぷ」



あの勇運くんが、こんなにも小さくなって「ごめん」を繰り返してる。

もともと怒ってなかったけど、こんな姿を見せられたら、誰でも「もういいよ」って笑って許しちゃうよ。



「勇運くん、気遣ってくれてありがとう。でも、大丈夫だから」

「でも……」

「勇運くんだから、大丈夫」

「…………え?」



ん?


私、今――なんて言った?