お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する

「墓参り……行くか」



なぜか無性に行きたくなった。

きっと、俺は親父と話したいんだと思う。少し成長した俺を見てほしいし、そんな俺を見て安心してほしい――


と思った、その時だった。



「私も、いく」

「……は?」

「お墓参り、行く」



振り向くと、今だ寝た姿勢のままの三石。だけど、目はしっかり開いていて……。


え、おい。三石。
いつから起きてたんだよ。

まさか、ずっと!?



――俺が、お前を好きって言ったら……どうする?



あの時、もしかして起きてたのかよ!?