お巡りさんな彼と、その弟は、彼女を(密かに)溺愛する

「……っていうか、」



――私も、君の気持ちが冬音の傍にあるまでは、君の背中を押し続けると誓うよ



おじさんは、俺の気持ちに気付いていたのか? まだ誰にも言っていない、俺の気持ちを。

まあ……そりゃそうか。あの時は無我夢中だったけど、よく考えれば……。

救急車が来るまで、ずっと三石をお姫様だっこしてたんだもんな。そりゃ……、分かるか。俺が三石をどう思っているかなんて。



「父親なら、分かって当然……か」



なぁ親父。やっぱ父親ってすげーな。

子供の事なら、なんでも分かるんだな。親父も、そうだったかよ。

本当は俺が意気地なしだって、知ってたかよ。昔からよく泣く兄貴が、きっと将来は警察官を目指すって分かってたのかよ。