でも、俺は後になって知る。脅えた人が、対象から逃げる術を持たないことに。見えない何かのせいで、切り離せない関係になっている事に。
それから――元カレが捕まって以来。三石の表情は、どんどん明るくなった。
――好奇心で、つい
――でも、さっき何かに驚いてなかった? まさか、またハチ⁉
――もしかして、笑ってる?
登校中、地面に張った薄氷にはしゃぐ三石。教室の中で、友達と楽しそうに話をする三石。
そんなお前を見ると嬉しくて、俺も自然と笑顔になった。だけど、一つだけ心残りがあったんだ。
――お前を助けるために逃げなかったんだ
三石をハチから助ける時に、俺はあぁ言ったけど。”あの日”、路地裏で三石を助けたのは兄貴だった。
それから――元カレが捕まって以来。三石の表情は、どんどん明るくなった。
――好奇心で、つい
――でも、さっき何かに驚いてなかった? まさか、またハチ⁉
――もしかして、笑ってる?
登校中、地面に張った薄氷にはしゃぐ三石。教室の中で、友達と楽しそうに話をする三石。
そんなお前を見ると嬉しくて、俺も自然と笑顔になった。だけど、一つだけ心残りがあったんだ。
――お前を助けるために逃げなかったんだ
三石をハチから助ける時に、俺はあぁ言ったけど。”あの日”、路地裏で三石を助けたのは兄貴だった。



