「…最低……」 「だから、世の中甘く見るなと言ったんだ。世の中、金で動いてる事ぐらい理解出来たか?」 「………私は玩具じゃない」 「どうだろうな」 ―――パシッ!!――― 私はオーナーの頬をひっぱたいて 部屋へと入った。 どこまで最低な人なの。 オーナーもオーナーだけど 直樹も直樹だよ。 皆して酷いよ。 私を何だと思ってるの。 ―――ガチャ――― オーナーが部屋へと入って来た。