「おまけにこんな所へ連れて来られて…。いきなり風俗で働かされそうになって」 「…お前のおやっさんを恨むんだな」 オーナーはタバコに火をつけ 吸い始めるとテレビを消して 私の方へと向く。 「恨んでるよっ!!すごく恨んでるよ!!」 「…はぁ。甘えるな糞ガキが。そう言う男を選んだ自分にも否があるんじゃねぇの?」 「それは……そうだけど…」 「世の中には、金に困って苦労してる奴なんざ、数知れねーぐらいいる。お前だけだと思うな」 キツイ言葉…。 何でいつもこんな… 私を傷つけるの?