契約から繋がる


「お。処女捨てに行くのか?」


玄関へ向かう私を
面白そうに見るオーナー。


「えぇ?里菜ちゃん、経験ないの?すご〜い。可愛いね〜」


可愛い?
私には馬鹿にしてる様に聞こえるんだけど。


「…まだ捨てません」


私はニコッと微笑み二人を見た。


「まあ、好きにしな」


オーナーは笑ってる。
その横では百合さんが笑ってる。


何だかすごく腹立つんだけど。
そんなに私…変かなぁ?