契約から繋がる


35階の部屋へ入ると
驚いて開いた口が閉じなかった…。


だって……
すっごい広いんだけど…。
一人暮らしには向いてないから…。


「適当に座ってろ」


適当にって言われても…。
何だか落ち着かない…。
こんな広い部屋で一人でよく住んでるよ。


「何か言いたそうだな?」


「………ううん…」


冷たそうな瞳で私を見る男。
言葉も淡々としていて
機械みたい…。