契約から繋がる


最上階へ上がると
ふとオーナーの顔が浮かぶ。


さっき…すごく怒ってた…。
私を…すごく…睨んでた。


でも何故、直樹の事を嫌うの?
直樹は、すごく優しいのに。


確かに簡単に部屋を出て行ったけど…。
でも…それはお金の為で…。


「里菜。何考えてるの?」

「あ…ううん」

「入るよ」


カードキーでロックを外すと
直樹はゆっくり扉を開いた。