契約から繋がる


「……好きにしろ」

「言われなくても…そうします」


私は部屋を飛び出して
マンションの前で待ってる直樹へと
走って行く。


今心にぽっかり穴が空いてる。
改めて実感させられた。
私は…商売道具なんだって…。


「里菜…大丈夫か?」

「…うん。大丈夫」

「無理するなよ」


優しく私の頭を撫でる直樹。
ありがとう…。
やっぱり直樹は優しいね…。


「行こうか」


私の手を引き歩く直樹。
私はただ黙って着いて行った。