「お、オーナー?大丈夫?」


「大丈夫だよ」


嫌いや…。
大丈夫じゃなさそうなんだけど…。
酔ってるオーナー初めて見た。


「里菜〜。いい名前だな」


にこやかに微笑むオーナー。
いつもは冷たい視線しかしないのに…。


「今さらだよ今さら…。とにかく…座って下さい。お水持って来ますから」


私はオーナーの腕を掴むと
リビングのソファへと引っ張った。