〜癒しcaffeへようこそ〜

薫さんと娘さんは一番奥の窓際の2人席に座りました…



「コーヒーと、オレンジジュースです」



薫さんに入れ方を教わって、最近ではすっかりコーヒーの入れ方を覚えた聡子さんが、薫さんと娘さんにコーヒーとオレンジジュースを提供します…



「ごゆっくりどうぞ…」



親子水入らずを邪魔してはいけないと思い、聡子さんは飲み物だけ提供するとキッチンに引っ込む事にしました…



「沙月久しぶりだな…元気だったか⁇」



薫さんが久しぶりに会った我が子を愛しむように娘さんに話しかけます…



「うん…元気だよ…お父さんは元気だった⁇」



「ああ。お父さんは元気だったよ…すまないな…いきなり母さんと沙月の前からいなくなって…」



薫さんは申し訳なさそうに娘さんに謝ります…



「謝ってもらわなくてもいいよ…元々お父さんとお母さんはとっくに離婚してるんだもん⁉︎私にとってお父さんは養育費を払ってくれて時々会う人だから、お父さんがいなくても別に平気だった…」



娘さんはまだ中学生なのに落ち着いたしっかりとした言葉をはっきり言う子だという印象を受けます。



そんな娘さんに薫さんは苦笑いしています。



「そうだな…私達は会うのも時々だったからな…」



薫さんは申し訳なさそうに口を開きました…



何か事情があるのでしょう…



親子なのに妙に他人行儀だなと言う印象を受けました…


薫さんと娘さんはその後少し話をして…



「じゃあ、私は帰るね…」



そう言って娘さんは帰って行きました…



「沙月…良かったらまた来なさい」



薫さんは娘さんにそう声を掛けると、「うん。分かった。また来るね…」と言って娘さんは帰って行きました…