あなたにやっと気持ちが届いた

「ゴール!最初にゴールしたのは2年の東条湊さんです!お題は絶対恋愛感情にならない女友達です!」

「ニヒヒ」

「湊、正論だけどまともに言われたらむかつく!」

「だって、絶対ないだろ?」

「当たり前じゃん!あり得ない!」

「だろ?じゃ、いいじゃん!」

「では、今からお昼休憩に入ります。」

「美月お昼食べ行こ!」

「せれんお腹空いたぁー!」

「そうだね!行こうか!」









「さて、いよいよ残るも最後の競技リレーです!選手のみなさんは準備してください。」

「美月!先輩でるんでしょ?近くに見に行こうよ!」

「うん!行く!」

「位置についてよーい」
バン

「さぁ、始まりました!最後の種目リレーです。今のところ黄色が1位青色が最後を走っています。」

「がんばれー」「いけいけー!」「そのまま!」

などいろんなところからいろんな声が聞こえた。

「ヤバいって!美月!このままだったら青最後のままだよ!」

「うん…」

どうしよう。

「さぁ、いよいよアンカーです!このまま行けば赤が勝ち、青がビリとなります」

「桧山先輩!頑張ってください!」

気づいたら私は大声てそう叫んでいた。

先輩はすごい勢いで選手を次々と抜かしていき、あっという間にあと、先頭を走っている赤の人のみ。

ゴールテープまでもう少し。私は目を閉じて祈っていた!

「「「「「おぉ!!!!」」」」」

ゴールテープの方を見るとなんと桧山先輩が1位で赤の人は悔しがっていた。

「すごい!すごいよ!美月!」

「うん!すごいね!」

「ごめ、ちょマイク借りる」

周りがざわざわし始めた。だってその声は桧山先輩だから。

「神埼美月さん。ちょっと来てもらっていいですか?」

「え?」

「美月呼ばれてるよ!」

周りの人が一斉にこっちに向いた。

私はかのんとせれんに連れられて先輩の元にたどり着いた。

「神埼さん。さっき言った話したいこと言ってもいいかな?」

「は、はい。」

「神埼さん!俺は神埼さんが好きです!付き合ってください!」

「え?」

「キャー!」「マジかよ!」「どうなるの?」

「えっと、返事を聞いてもいいかな?」

かたまってる私に桧山先輩はそう言った。

「わ、私も桧山先輩のことが好きです!よろしくお願いします!」

「キャー」「カップル登場!」

「よかった」