あなたにやっと気持ちが届いた

飲み物がおいてある所はグランドから少し離れた所にある。よく野球の試合とかサッカーの試合とかを見に行ったときにあるベンチが私たちの学校にはある。そのベンチを上がりきった先に倉庫のようなものがあり、そこの中に入れてある。

「もう、倉庫の中の飲み物ももう、少ないから全部入れちゃおうか!」

「そうですね!」

「じゃ、俺が出していくからリレー形式で入れていって!」

「「はい!」」

「じゃ、私クーラーボックスに入れていくね!」

「はい!」




「よし!これで最後だ!」

「すみません。俺これから競技にでないといけないので先行っていいですか?」

「わかった!桧山先輩には私から言っとくから」

「ありがとうございます」

先輩はまだ上にいるし、1人でクーラーボックス持って行けるかな?頑張ろう!

「よいっしょ!」

うぅー重い、全然あがんないじゃん!

「あれ?神埼さん?もしかして1人で持って行こうとしてる?」

「はい。1年生が競技に出ないといけないみたいで先に行ったので…」

「重いでしょ?俺が持ってくよ!よぉっと!」

「ありがとうございます」

「いいえ」

それから2人で横並びで話しながら持って行った。

「よし!OK!お疲れ様」

「こちらこそありがとうございます。助かりました。」

「ちょっと待って!」

私がかのんたちのところに戻ろうとしたらそう先輩に呼び止められた。

「はい?」

「神埼!俺リレーに出るんだけど…」

「はい…」

「俺アンカーなんだ」

「そうなんですね!応援してます!」

「もし、俺が1位とったら聞いて欲しい話しがある!」

「わかりました。応援してます!」

「うん!ありがとう。じゃ、また後でね」

「はい!」

話しってなんだろう?今じゃダメなのかな?まぁ、いっか!


「お待たせ!」

「美月おかえり。今から借り物競争だよ。」

「湊でるんでしょ?」

「らしいよ!」

「ね!次走るの湊じゃない?」

「ほんとだ!」

「「「湊がんばれー!」」」

湊のグループが走り出した。

湊は紙を見たあと周りを見渡して私たちの方に走ってきた。

「湊せれんたちの方に走って来てない?」

「それ私も思った。」

「つっきー!来て!」

「わ、私!?」

「はやく!」

私は湊の方に走って行った。

「ありがとう!とりあえずはやく行くぞ!」

「う、うん」