あなたにやっと気持ちが届いた

「すみません!ありがとうございました」

私はブレザーを畳んで返した。

「じゃ、俺はここで!またね!神埼さん!」

「はい!」

「じゃ、帰ろうか!」

「そうだね!」

「待って!せれん寄り道したい!」

「また?!」

「いいじゃん!明日の気合い入れ!みたいな!」

「いいけどどこ行くの?」

「ね!かのん!せれん!私パフェ食べたいんだけどファミレス行かないかな?」

そういうと2人は顔を見合わせた後

「「賛成!」」

と言ってくれた。  

「そうと決まったらはやく行くよ~」





「ではご注文を繰り返させて頂きます。チョコレートパフェがおふたつといちごパフェがおひとつ以上でお間違いないですか?」

「「「はい」」」

「では失礼しますごゆっくりどうぞ」

私はいちごパフェを頼み2人はチョコレートパフェにした。

「美月は仕事なかったの?」

「うん。明日最終準備してる時にクーラーボックスを持って入れに行くから」

「そうなんだ」

「いよいよ明日だね~」

「かのんは何にでるんだっけ?」

「私は100メートル走とムカデ競争かな」

「せれんは100メートル走と綱引きだよ」

「美月は?」

「私は100メートル走だけかな」

「そっか」