問い掛けると、白石さんは手の中のサイコロを弄びながら、ふふふ、と笑った。
「朝に言ったじゃない。
私がどうやって月村さんのことを知ったか、教えてあげるって」
「……ああ」
確かにそんなことを言ってたな。
しかしそれと、白石さんの身の上話とどう関係があるのか…。
「私が月村さんのことを知ったのはね。
私のお父様が、月村さんのことを話しているのを聞いたからよ」
「……え?!」
…白石さんのお父さんが…アカツキのことを…?
一体、なぜ?
疑問ばかりが頭の中を渦巻く。
「どこから知ったのかは分からないけど…、私のお父様が月村さんがとてつもない強運の持ち主だと知って、すごく興味を持ったみたいね。
そして今では、月村さん自身の存在を欲しがり始めているわ」
聞いてすぐにその話の内容を理解できなかった。
ゆっくりとその意味を考え、やっと…、
「……そ、そんな…。」
……馬鹿な。
アカツキを欲しがっている、だと…?!
「私のように養女に迎え入れようとでも考えているのじゃないかしら?」
「……そんなめちゃくちゃな…」
「けれど私のお父様にとっては造作も無いことだと思うわ。
月村さんてご両親や身近な親戚とか居ないんでしょう?
あとは本人の意思だけ。
…といってもそんなの無理やりにでも連れてこれば問題ないと思っているのかもね」

