「…いやぁ。ははは。まさか、ね」
冷や汗をかきつつ、自ら否定。
でも考えてみれば昨日も今日も悪いことしか起こってないような…。
チャラ男の事から始まり…それから白石さんが…。
ナゼだ?派手な行動は一切取ってないというのに。
やっぱり今日も俺にとって駄目駄目な日なのか?
…いやいや。だからってそうとは限らない。
自ら言い聞かすように考えに耽る。
――占いを気にしてしまうのは体に染み付いた朝の習慣ってなだけで。明日になったらまた気にしちゃうかもしれないけど今日の結果は取り合えず忘れよう。そうそう大丈夫。占いなんて占う人や種類によって星の数ほど結果が出てくるとか言うし。そんなのにお先を決められてたまるかって言うんだよ。生年月日とか血液型とか手相なんかで分かる訳ねぇじゃん。ああそうさ。運命論なんてクソ食らえさ。そもそも運命とは自分の手で切り開くもので……
「…おーい、守谷」
その声に延々と続きそうだった思考が途切れた。
「…ほえ?」
はたと我に返って、顔を上げる。
「――さっさと引けよ」
クジを手にした委員長が不機嫌そうに立っていた。
俺は仕方なく、その声に促され、渋々クジに手を伸ばす。
「ちなみに当たりの棒はオレンジ色だから」
委員長が付け加えた。
「……何っ?!」
その言葉に敏感に反応し手を引っ込めた。
――オレンジっぽいもの。
もはやそれは今の俺にとってラッキーアイテムでは無く、不運を手繰り寄せる代物でしかなかった。
しかも昨日に引き続き今日という日は…。

