Fortunate Link―ツキの守り手―



「ていうか、テメェ。
何でここに編入してきた?」

アカツキがガンくれながら、チャラ男に尋ねる。

「んー。高校生活をエンジョイしてみたかったというか」

するとアカツキは箸を置き立ち上がった。

「ああん?言ってることが意味不明なんだよ」

むんずと奴の襟首を掴み上げた。
キレすぎてイッちゃってる目をしている。

…いいぞ、アカツキ。もっとやれ。

「…っていうかお前、実際、高校生じゃねぇだろ」

俺もアカツキに加勢するように責め立てる。

「まぁ確かに年齢は詐称しとるけどな」

チャラ男は掴まれた手を振り払いながら、すんなり認めた。やっぱり裏口か。

「お前らと7つしか違わへんで」

「全然違うじゃねぇか」

感覚がおかしい。
きっと頭もおかしい。

しかしそいつは上から俺を見ながら言ってきた。

「やれやれ。若いくせに考えが所帯染みとるな。恋愛だって年の差は関係ないっていう時代やで」

…何を引き合いに出してんだ。

「でもちゃんと高校生に見えるやろ?」

自分を指差して笑う。

「…頭悪そうだからな」

頷く。

「おいコラ。何やと?!」

いきなりキレた。
どうやら奴にとって「頭悪い」と言われることがコンプレックスであるようだ。


「――はん。
頭悪いお前が勉学のために高校に編入してくるわけないだろ、って言ってんだよ。
お前の本当の目的は何だ?」