「…は?」
つまりはこの九兵衛とやらはアカツキの命令をきいて俺を呼んだだけということなのか。
「……そんな使い方ができていいのか?」
まるでアカツキの忠実な使い魔ではないか。
「できるんだからいいんだろ」
そう言うと、アカツキはいきなりその場でどっかと腰を下ろした。
「どうしたんだ?」
「メシ食うに決まってんだろ」
見れば、購買で買ってきたらしきビニール袋がある。
そう言えば今は昼休みの時間だったっけ…。
アカツキはごそごそとその袋の中から何かを取り出し、俺に放ってきた。
小倉アンパンとカレーパン。これまたオーソドックスな。
「俺に?」
突然の支給物に戸惑ってしまった。
こいつが俺に何かを恵んでくれるとは…。
今から雨でも降るのか?と怪しんで頭上の空を見上げたが、やはり快晴のまま。
太陽はなおも燦々と元気に活動中だ。
「食わねーなら返せ」
「いえ。ありがたく頂戴します」
こいつに対しては遠慮は無用。
貰える時に貰っておこう。
昼ご飯を受け取った俺はアカツキの隣に並んで座る。
封を開け、アンパンをパクリ。
…うむ。腹が減っている時は何でもうまいものだな。
口を動かしていると、頭も少し動き出した。
「…ていうかなんで俺をここに呼んだんだ?」
気になっていたことを訊いてみた。

